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憧れの「ウェディングドレス」その起源や種類、ドレスの選び方についてまとめました

結婚式の様式として神前式を選ぶカップルは約17%と言われており、それはつまり、80%を超えるカップルで花嫁は様式のウェディングドレスを着るということですね。ウェディングドレスの人気は不動であり、圧倒的多数の女性の「結婚するときの服装のイメージ」に根付いているということでもあります。今回は、そんなウェディングドレスにまつわる基本的な知識をまとめてみました。

ウェディングドレスの起源

時代はローマ時代にまで遡る

ローマ帝国でキリスト教が国教とされたのが西暦392年。キリスト教がヨーロッパに普及していく中で結婚式が教会で催行されるようになり、その際に王侯貴族の花嫁が婚姻の儀礼用に着用した衣装が、ウェディングドレスの始まりだったと言われています。この時期のウェディングドレスは、それぞれの貴族の経済的な威光を示すという目的も多分に含まれていたために、非常に豪華であってまた家紋の刺繍が入っている、ということもしばしばだったそうです。しかし、初期の頃のウェディングドレスは決して真っ白なものではなかったようです。
純白のドレスは歴史資料としては1600年代の頃から出てくるそうですが、いわゆる今で言うところのドレスの真っ白なイメージは、1840年にイギリスのヴィクトリア女王が結婚式で着たドレス(自国の白いホニトンレースを生地に使ったドレスでした(が白かったとのことで、これが語り継がれて今に至ると言われています。

純白と潔白さ

東南アジア圏では一般的に、白とは「死装束」を意味するものとされることが多いため、慶事の際には色として避けられることが多かったのですが、日本には古来から白無垢があったため(白無垢は純潔というよりは、「婚家に染まる」という日本独自の意味があるのですが)に色への抵抗はなかったようです。
日本では、1873年に長崎で磯部於平(いそべおつね)という女性が結婚式の際に着用したのが初めとされていますが、結婚式でドレスが着用されるのが一般的となるのはなんと100年ほども時代を下り、1960年~1980年の高度経済成長期の間です。和装の白無垢に比べて装着が簡単で素材の廉価さもあったこと、そして西洋文化への憧れ、そして白いドレスを着た有名人の結婚式がテレビなどで中継されるようになったことが普及の起爆剤になったと言われています。

沢山あるウェディングドレスの種類

Aライン

肩の辺りは布地が小さく、その下のバストやウェストの辺りから裾に向かって広くなっていくシルエットのドレスで、その形状がアルファベットのAに似ていることからこの名称が付けられています。縦のラインが強調されるため背が高く見え、比較的体形を選ばないシンプルなデザインのドレスになります。

プリンセスライン(フレア型)

スカート部分はフレア型で、腰での切替がなく、縦方向にダートを入れることによって身体のラインに合わせ、胸の張りとウェストのくびれ、裾の開きを出したドレスです。

プリンセスライン(お姫様ドレス型)

上半身は身体にフィットさせ、腰から裾に向かってギャザーを入れることでスカート部分のボリュームをつけたドレスです。いわゆるアニメなどに出てくる「お姫様」が着ているドレスのスカート部分がドーム状に広がったデザインのものが、これです。

マーメイドライン

身体のラインにフィットした形状をしており、膝の下辺りから若干裾が広がった形になる、いわゆる人魚のようなシルエットのドレスです。背が高い女性に適したデザインで、大人っぽく優雅な雰囲気を演出できます。

ベルライン

プリンセスライン(お姫様ドレス型)よりも広がらずに落ち着いたデザインの、スカート部分が教会の鐘の形をしたドレスです。中世のヨーロッパの貴族が舞踏会の際に好んで着ていたデザインです。

スレンダーライン

身体の曲線にフィットさせた細くタイトなシルエットが特長のドレスです。裾の広がりが少ないため、他のドレスと比較して動きやすく、レストランウェディングやガーデンウェディングなどの場で小回りを重視したい時に適したドレスです。また身体の曲線が強調されるため、大人びた雰囲気を演出できます。

エンパイアライン

胸下の切り替えの部分からほぼ垂直に裾までが落ちるシルエットの、ギリシャ神話に出てくる女神のようなデザインのドレスです。こちらも裾の扱いがとても楽であるため、立食パーティやガーデンウェディングなどに適しています。ナポレオンが帝政を敷いていた時代に流行ったことから、この名称が定着しています。

ミニ

デザイン自体は1960年代からあるものの、未だに最も斬新なスタイルとされて一般的に普及しているとは言いがたいデザインです。二次会などで小回りを効かせるために着用したり、浜辺でのフォトウェディングで裾を地面や水に付けられないケースなどに用いられていますが、式本体での利用は非常に少ないようです。

選び方

まずは、8種類ほどあるなかで自分がどのデザインに一番憧れを感じるか、好きかというところを重視します。可愛らしいお姫様のようなものが良いのか、大人びた女性に見せたいか、とにかくキレイに見せたいか、ゴージャスに見せたいか、シンプルに見せたいか、などなど沢山のドレスの写真を見てイメージを膨らませます。
白といっても、3種類があります。本当に純白の「ホワイト」、若干黄色がかった「オフホワイト」さらにもう少し黄色の入った「アイボリー」があるため、自分の肌の色に合わせて選びます。 身体のラインを強調するドレスと、逆に均すタイプのドレスがあるため、自分の体型と相談して種類を決めます。背が高い人はマーメイドラインやスレンダーライン、背が低い人は縦のラインが強調されるAライン、お尻が気になる人はスカートに広がりのあるプリンセスラインやAライン、ふくよかな人はウェスト下が広がるタイプのAライン、といった具合です。
ドレスの試着の際には必ず付き添いの方がいらっしゃるはずなので、適宜相談して最も適したドレスの提案を頂くのも良いでしょう。 ウェディングドレスのレンタルの相場は25万円~35万円と言われています。最近ではセミオーダータイプのドレスを提供してくれるお店も出てきているようで、こちらの場合には10万円~程度。世界に一枚のドレス、自分自身がファーストオーナーというドレスを作って購入することができます。

まとめ

結婚という特別な日に特別なドレスを、という気持ちは国や人種、歴史を超えて受け継がれていて、結婚を控える現代の女性が「どんなドレスが良いかな?」と思って色々と探し悩む気持ちは、1000年以上も昔の女性も同じ、と思うと感慨深いですね。
それぞれの時代で、さまざまな国の女性が辿り着いた結論のいくつかが、今回ご紹介した8つの型のドレスに現れているのだろうと考えます。 理想の1着を見つけて、素敵な式に臨んで頂ければと思います。

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